2023年5月24日大谷大学社会学部コミュニティデザイン学科 鈴木ゼミ 水尾プロジェクト

2023年5月24日

 大谷大学社会学部コミニティデザイン学科、鈴木ゼミ所属の私たちは右京区の水尾を活性化させるための活動を行っています。 

 水尾プロジェクトでは、京都市右京区の水尾と呼ばれる地区に行って、水尾の活性化のお手伝いをしています。水尾は愛宕山の南麓にあり、自然が豊かです。水尾は、特に、ゆずの里として知られています。加えて、水尾ではゆずと並ぶ魅力的なモノとしてフジバカマを育てています。

 

右京区役所で鳥居さんとお話をしている様子

 右京区役所でかがやき隊の鳥居さんと水尾のことついて、お話ししました。鳥居さんは去年の7月からかがやき隊(地域おこし協力隊)の水尾、宕陰で活動をされています。鳥居さんは、水尾の古民家に住んでおられます。鳥居さんの家では、家の敷地に入る扉が開いています。暮らし始めは扉を閉めていたそうですが、今は扉を閉めるのがめんどくさく開けたままだそうです。かがやき隊は地域のPR、お祭りの支援、移住者支援などをされています。私たちは知名度を上げたいという立場から話を聞きました。まず水尾の現状として、若者や子どもが少ない、若者が集まる施設がないという点があるという話が出ました。

 

  その後、私たちは、かがやき隊の鳥居さんに質問しました。

Q:水尾に初めて訪れた日と一年暮した今とで水尾の印象は変わりましたか?」

A.良い意味で水尾の印象は変わりました。

 

Q: 「ラジオで鳥居さんが何か若者と取り組みたいことがあるとおっしゃっていて、具体的に何を取り組みたいか聞きました。」

A.ゆず畑を一緒に手伝ってくれる若者を呼び込みたい。ほかに、水尾のお米を復活させるための農作業を一緒にやりたいと考えています。定期的に来てくれる若者がいたらうれしいです。

 

Q:日頃、水尾を訪れる人はいますか?

A:水尾を訪れる人は少ないが、登山やツーリングの通り道としてくる人たちがいます。

 

Q:日頃の買い物はどうしていますか?また、水尾にきて生活習慣は変わりましたか?

A:街におりて買い物をする、野菜をもらえることがあります。食事は自炊することが多いです。生活習慣は変わらないが、変えたいと思っています。

集合写真



 かがやき隊の鳥居さんとのお話を通して水尾の現状を知りました。その中で、若者が少ないことが問題だと、改めて実感しました。そして、ゆず以外にお米が有名だったことを初めて知りました。お米を復活させるには長い時間が必要です。そこで私たち学生が、若者を呼び込むきっかけをつくりたいと思いました。

最後にかがやき隊の鳥居さんが作成しておられるかがやき新聞をもらいました。かがやき隊新聞は鳥居さんの活動地域である水尾や宕陰での活動やイベントについて書かれています。2か月に一回新聞を作成しておられます。

 

大谷大学社会学部コミュニティデザイン学科 鈴木ゼミ 水尾プロジェクト 11月11日

 水尾プロジェクトでは、京都市右京区の水尾地区に行って、水尾の活性化のお手伝いをしています。水尾は愛宕山の南麓にあり、自然が豊かです。水尾は、特にゆずの里として知られています。加えて、水尾ではゆずと並ぶ魅力的なモノとしてフジバカマを育てています。

 

 2023年11月11日(土)里山の郷土食体験イベントでお手伝いしました。9時40分に保津狭駅に集合し、旧水尾小学校に行き、自治会長の話を聞きました。そのあと、柚子搾り・ゆずゼリー班とゆず畑見学班に分かれました。親子14組28名の方が参加しておられました。

ゆずをしぼっている様子



 まず、ゆず搾り・ゼリー作り班は、ゆずを搾って果汁をとり、ゆずゼリー作りに使いました。ゆず搾りでは親子で楽しそうに搾っている様子を見て、親子の仲の良さを感じました。

マスキングテープを貼って自分のものが分かるようにしました

 ゆずゼリー作りでは、一人ひとりゼリーの容器にマスキングテープに名前を記してから、作りました。オリジナルのゆずゼリー容器を作って皆さん楽しんでいました。まずはグラニュー糖とゼラチンを軽く混ぜます。次に水を沸かしてボウルにお湯を入れて泡だて器にいれます。その中に搾りたてのゆず果汁とゆずリキュールを加えてボウルから一人分の容器に入れていきます。そして、冷蔵庫で2、3時間冷やします。参加者たちは親子で楽しそうにゼリーを作っていました。

ゆずの木について教えてもらっている様子

 ゆずゼリーを作り終えて、ゆず畑を見学しました。畑に行って、ゆずの木が生えている様子を見学しました。現地の方から、ゆずについてお話を聞きました。水尾は日本のゆず栽培の発祥の地であること、またゆずの葉に傷をつけたら、良い香りがするとおっしゃったので、試してみると、ほんとにゆずの香りがしたので、面白いものだと思いました。実生のゆずの木は200年〜300年持つとおっしゃっていました。ゆずの木は3世代に渡って、現地の人を見ているともいえそうです。   

円覚寺



 昼からは、水尾地区の散策をしました。まず、円覚寺に行きました。円覚寺は浄土宗のお寺です。みんなで、南無阿弥陀仏と唱えていると、願いが叶うと教えてもらいました。

 

 次に、フジバカマ畑に行きした。フジバカマ畑では、渡りチョウのアサギマダラについて説明がありました。参加者の方は、アサギマダラが台湾から飛んで、水尾までやってくるという説明に、たいへん驚いていました。また、アサギマダラの名前を知っている参加者も多く、逆に驚きました。

 

 

地域おこし協力隊の隊員さんの家を見学した様子

 さらに、地域おこし協力隊の方が住んでいる伝統的な家をみんなで、見学に行きました。印象に残っているエピソードとして、右端の窯は神が宿っているので、料理には使わないとおっしゃっていました。左から3つ目の窯を料理に使うとおっしゃってました。

 

水尾のお神輿


 最後に、清和天皇社に行きました。清和天皇は9歳で即位し、27歳で譲位して出家して、修行のために水尾に来られたとのことです。修行のために水尾で食を絶つ修行をしました。水尾が静かで清らかな土地であったため、終焉の地として、定めたとのことです。清和天皇社で先代から使われているお神輿を拝見しました。

完成したゆずゼリー

 

 水尾地区散策の後、旧小学校に戻り、ゆずゼリーをたべました。ゆずの香りを楽しみながら、美味しくいただきました。里山の郷土食体験イベントに参加して、水尾についての理解が深まり、多くの方々が楽しみながら水尾のことを学んでいてたいへん良いイベントだと思いました。

 

大谷大学社会学部コミュニティデザイン学科 鈴木ゼミ 12月4日網野プロジェクト

 

箱石浜

2022年12月4日に網野町に行ってきました。魚班、プラごみ班、除去機開発班、砂班に分かれて活動しました。プラごみ班と砂班は、箱石浜に行ってきました。

 

 

ペットボトルを国別にまとめました。左から不明、中国、韓国・朝鮮、日本のペットボトル。

現地では天候が悪く厳しい状況でしたが、プラごみ班はペットボトルを集めました。ゴミがかなり多くごみ袋に入りませんでした。集めた結果中国、日本、韓国の順でペットボトルが多かったです。マブ川よりもペットボトルが多かったです。

砂班が1メートル×1メートルの範囲内で調査しているところ

表面の砂を袋に入れている様子

 

砂班は、箱石浜の6ヶ所で調査を行いました。浜の波打ち際から陸に向けて一直線上に1メートル×1メートルの範囲の表層の砂に含まれるマイクロプラスチックの調査をしました。上の写真が調査時の写真です。

 

この調査からマイクロプラスチックが多く発見されました。

 

魚班は、遊漁港で活動しました。しかし、天候が悪く、海が荒れていたため思うような成果を上げることができませんでした。

 

 

除去機開発班は、小浜で除去機を完成させて試運転をしました。

 

マイクロプラスチックを回収する機械

 

当日は海が荒れていて寒い中の活動でしたが、それぞれの班で成果を上げることができました。    

 

大谷大学社会学部 網野プロジェクト2022年7月10日

2022年7月10日に網野町小浜に行ってきました。除去機班は小浜で活動しました。

 

小浜の海

今回除去機班では、砂浜に含まれているマイクロプラスチックと砂を分けるための機械を持参し、マイクロプラスチックと砂を分ける活動を行いました。

砂とマイクロプラスチックを分ける装置

 

この機械では、前からも後ろからも引っ張ったが砂が全く入らなかったので分けることができませんでした。スコップで砂をすくい、ふるいに入れてモーターを砂に近ずけることで網が振動して砂が落ち、マイクロプラスチックだけが残りました。残ったゴミとプラスチックをゴミ袋に入れて今後調べます。

 

 

海に浮かんでいるマイクロプラスチックごみを除去するために装置を持参しました。まず、子供用プールにバケツ二つで海水をすくってプールに海水をためました。たまったら、装置を使って水面に浮かんでいるマイクロプラスチックごみを吸い取りました。

 

吸い取る装置の先端

 

大谷大学社会学部 水尾プロジェクト10月2日~5日

 2022年10月5日に水尾に行ってきました。水尾プロジェクトでは、京都市右京区の水尾と呼ばれる地区に行って、水尾の活性化のお手伝いをしています。水尾は愛宕山の南麓にあり、自然が豊かです。水尾は、特に、ゆずの里として知られています。加えて、水尾ではゆずと並ぶ魅力的なモノとしてフジバカマを育てています。

 

京都駅から山陰線に乗って、21分で保津峡駅に着きます。保津峡から水尾行きのバスが出ており、大人は片道250円、10分で行けます。

 

フジバカマ

フジバカマとは、植物であり、秋の七草として有名です。花の色は、淡いピンク色そして、万葉集古今集源氏物語にも出てきます。鑑賞会に来られた方に聞いてみました。「フジバカマよりもアサギマダラと言う蝶を見に来ました」とおっしゃいました。

 

 

今回はフジバカマ鑑賞会に行ってきました。期間は10月1日(土)~10月6日(木)午前8時30分~午後2時まで開催されました。私たちは10月5日(水)にフジバカマ鑑賞会を手伝いました。

 

 

たしかに、アサギマダラは普通の蝶とは違い大きく、白黒で美しく人を魅了しています。アサギマダラは台湾から飛んできます。日本まではるばる飛んでくるアサギマダラは根性があり、美しいです。さらに、アサギマダラは超人気アニメ「鬼滅の刃」に登場しています。

 

50万円の茶器

フジバカマ鑑賞会に京都市北部山間かがやき隊の方がこられて抹茶を作っていただきました。かがやき隊の方から6個の茶器の中に50万円の茶器があると教えていただき、それをあてることができました。有名な作家さんが作られた茶器は値段が高いそうです。抹茶とゆずのお菓子を頂きました。おいしかったです。

 

清和天皇の墓

水尾の魅力探しで清和天皇  水尾山陵に行ってきました。道は階段もあって登りやすかったです。木が倒れそうで危なく感じました。水尾の古くからの魅力がありました。清和天皇は9歳で即位し、27歳で譲位して出家して、修行のために水尾に来ました。修行のために水尾で食を絶ちました。水尾が静かで清らかな土地であったため、終焉の地として、定めました。たしかに、水尾は私が住んでいる場所よりも静かで、自然が豊かでリラックスできます。お墓の周りはすごく、静かでした。

最後に、水尾プロジェクトの情報発信班のインスタグラムでも水尾の魅力について語っているので、ぜひご覧ください。

水尾ゼミ~情報発信班~(@mizuo2929) • Instagram写真と動画

 

 

大谷大学社会学部 鈴木ゼミ 網野プロジェクト

今、世界中の海岸において、大量のプラスチックごみが漂着しています。プラスチックは有機系化合物を吸着しやすいため、生態系に影響を与え、ひいては人の体内に蓄積する可能性があります。地域の環境問題を解決するために、調査や研究をしています。

鈴木ゼミでは特に、マイクロプラスチックの研究を京都府北部の京丹後市網野町で行っています。

網野町丹後半島の突端部分の西側に位置していて、日本海に面しています。網野町は丹後ちりめんの生産地で有名です。

2022年5月15日に網野町に行ってきました。魚班、プラごみ班、除去機開発班、砂班に分かれて活動しました。

 

遊漁港

さかなはんは遊び漁港で魚を釣りました。

釣った魚。上から、メバル、ムラソイ、カサゴカサゴカサゴカサゴの横にいる小さい ムラソイ。

魚班は、遊漁港で釣りをし、メバル1匹、ムラソイ2匹、カサゴ3匹を釣りました。

今後、大学に帰って、魚の内臓にマイクロプラスチックが含まれているか調べていきます。

 

砂を集めて、ふるいにかけてマイクロプラスチックと砂に分けている様子

 

ふるいの中にあるプラスチックとごみ

除去機開発班は、マイクロプラスチックを除去する機械を作るために、事前調査としてマイクロプラスチックと砂を分ける作業を行いました。目の開きが0.5㎜のふるいを持って行き、マイクロプラスチックと砂を分けようとしましたが、かなり砂が残る結果となりました。

 

1メートル×1メートルの範囲のマイクロプラスチックの調査

砂班は、琴引浜の6ヶ所で調査を行いました。浜の波打ち際から陸に向けて一直線上に1メートル×1メートルの範囲のマイクロプラスチックの調査をしました。上の写真が調査時の写真です。

 

この調査からマイクロプラスチックが少なく、大きめのごみが多かったです。

同様に調査を行います。

 

プラごみ班は、マブ川の漂着ごみを調べました。特に、ペットボトルを集めて、文字をみて、どこの国から来たのか調べたところ韓国、日本、中国の順で多くみられました。同様に大きなゴミを収集して、マブ川をきれいにしました。

 

 

清掃前、マブ川に集まったゴミの様子

 

清掃後のマブ川の様子

これからも網野町に行って、マイクロプラスチックの調査やプラスチックの漂着状況を調べに行きます。次回は2022年7月10日行って、現地活動をするつもりです。

 

大谷大学社会学部 鈴木ゼミ 水尾プロジェクト

水尾プロジェクトでは、京都市右京区の水尾と呼ばれる地区に行って、水尾の活性化のお手伝いをしています。水尾は愛宕山の南麓にあり、自然が豊かです。水尾は、特に、ゆずの里として知られています。加えて、水尾ではゆずと並ぶ魅力的なモノとしてフジバカマを育てています。

京都駅から山陰線に乗って、21分で保津峡駅に着きます。保津峡から水尾行きのバスが出ており、大人は片道250円、10分で行けます。

 

2022年5月22日に水尾で10月に開催されるフジバカマ鑑賞会にむけて、苗を植えたり、草むしりをしました。現地の方々も私たちも暑い中休憩をこまめに取りながら取り組んでいました。

 

フジバカマと雑草を見比べて、雑草を探している様子

手に持っているのは雑草であり、奥の赤い茎であるのがフジバカマです

フジバカマの茎は他の草の茎と比べて、非常に濃い赤であり、見分けるのが容易です。

 

フジバカマの苗を束にしている様子

フジバカマの茎を7㎝から8㎝に切って、葉っぱを小さく切って残しています。

 

フジバカマの苗を小さく切って、3つの苗を輪ゴムでまとめました。

その後、フジバカマを水入りバケツに入れます。

葉っぱが大きいと栄養が全体に行かないので根に栄養が行くように、葉っぱを小さくすると水尾の人から伺いました。

 

この土の入った容器にフジバカマの苗を挿します

水の入ったバケツからフジバカマの束を取り、苗を一個ずつ分けて、土の容器に入れます。

 

フジバカマの苗を容器に挿したところ

 

水が溜まっているところに苗の容器をいれて、フジバカマを育てます。

フジバカマはじめじめしているところが好きであり、日が直接当たらないように、蚊帳みたいな素材の網を覆い、網が飛ばないように、大きい石で固定しました。

容器が足らず、すべてのフジバカマを植えられませんでした。そのため、余った苗を私が家に持って帰り、育てています。後日フジバカマの成長過程を発信します。

たくさんのコメントお待ちしております。

最後に、水尾プロジェクトの情報発信班のインスタグラムでも水尾の魅力について載っているので、ぜひご覧ください。

水尾ゼミ~情報発信班~(@mizuo2929) • Instagram写真と動画